開会式
9/15(月) 6th. Stage 札幌市 モエレ沼公園 61Km クリテリウム
第6ステージ区間優勝は、
アイサン・レーシングチーム
No.44 西谷泰治選手。
ガッツポーズでよろこぶ
梅丹本舗-GDRの宮澤選手。
RESULT 第6ステージ結果(PDF形式)
RESULT 第6ステージペナルティリスト(PDF形式)
【概要】
 
ツール・ド・北海道第6ステージは札幌市のモエレ沼公園に特設された1周2.75kmのコースを22周する、60.5kmで争われた。レースは後半に決まった7人の逃げが逃げ切り、スプリントを西谷泰治(アイサンレーシング)が制した。アイサンレーシングは本大会3勝目となった。11秒差でゴールしたメイン集団の先頭はリーダージャージを着た宮澤崇史(梅丹本舗・GDR)で、両手を挙げて自らの総合優勝を祝福した。

【レース展開】
 
レースはスタートから激しいアタック合戦で幕を開けた。集団の先頭にはドラパックポルシェやヴァン・ヴリエなどが位置している。22周回のレースのうち、6、10、14、18周目の各周回完了時のフィニッシュライン通過にボーナスタイムとポイントがかかっており、1秒差で総合を争っている宮澤とV・レイジェン(ヴァン・ヴリエ)との勝負に注目が集まった。

 
6周目、宮澤はJ・フーガーランド(ヴァン・ヴリエ)とのスプリントで2着となり、ボーナスタイム2秒を獲得。レイジェンとの差を3秒と広げた。このカウンターで新城幸也(梅丹本舗・GDR)と清水都貴(同)が集団を抜け出し、10秒ほどのリードを奪う。集団の先頭はヴァン・ヴリエが力を使わされる展開となり、総合の逆転は厳しい状況となった。宮澤は続く2回のスプリントポイントを先頭で通過、レイジェンとの差をさらに広げた。

 
レイジェンにとってさらに厳しかったのは15周目、西谷泰治(アイサンレーシング)と鈴木真理(スキル・シマノ)、V・ガロッファロ(NIPPO・エンデカ)、柿沼章(ブリヂストン・アンカー)、普久原奨(同)、伊藤雅和(鹿屋体大)、吉田隼人(同)、フーガーランドの8人の逃げが決まったことだ。これによって残り周回のボーナスタイムや、フィニッシュ時につくボーナスも失うことになった。あとは落車などのトラブルさえ避ければ、宮澤の総合優勝は確定だ。

 
逃げは25秒ほどの差をつくって先頭交代を続けた。メイン集団はマトリックス・パワータグを中心に前を追う。レイジェンのすぐ後ろには宮澤が位置し、逆転を阻止。逃げの8人は吉田を失ったものの7人で逃げ切り、スプリントはわずかな差で西谷が勝利。その11秒後、スプリントで入ってきたメイン集団の先頭はリーダージャージの宮澤が両手を大きく挙げてフィニッシュ。梅丹本舗・GDRはUCI公認レースで今シーズン8勝目を挙げた。

 
第6ステージのポイントにより、宮澤はポイントリーダージャージも獲得。リーダージャージとともに2枚のジャージを手に入れた。山岳リーダージャージはレイジェン、U23の新人賞ジャージは、伊藤雅和が逃げに乗ったことで4秒差だった福田真平(ブリヂストン・アンカー)を逆転して獲得。レースはモエレ沼公園にて表彰式、閉会式を行って5日間6ステージの日程を終えた。