開会式
9/11(木) 1st. Stage 帯広市 中央公園 − 標茶町 多和平展望台 215Km ロードレース
第1ステージ区間優勝は、No135ヴァンレイティンベルク選手です。
RESULT 第1ステージ結果(PDF形式)
RESULT 第1ステージペナルティリスト(PDF形式)
RESULT 第2ステージスタートリスト(PDF形式)
RESULT チームカー序列(PDF形式)
【概要】
 
ツール・ド・北海道第1ステージは帯広市から標茶町までの215kmで争われ、終盤、双岳台からの下りで逃げていたV・レイジェン(ヴァン・ヴリエ)にE・レイテンベルク(同)や宮澤崇史(梅丹本舗・GDR)ら4名が追いつき、この5名のスプリントをレイテンベルクが制して区間勝利を挙げた。総合首位はレイテンベルク(ヴァン・ヴリエ)となった。

【レース展開】
 
レースは9時半のスタート直前に震度5弱の地震に見舞われたが、スケジュール通りにスタート。3.8kmのパレード区間は市長以下地元の方々が愛車にまたがって先導を務めた。

 ファーストアタックは0km地点、内間康平(鹿屋体大)だ。内間はその後も積極的にアタック合戦に参加し、20kmを過ぎたあたりでついに飯島誠(ブリヂストン・アンカー)と抜け出すことに成功、タイム差は1分20秒からみるみる広がり、8分以上となった。メイン集団では別府匠(愛三工業)が落車しリタイアを喫する。

 
最初の山岳ポイント手前、前の2人を追いかけてヴァン・レイジェン(ヴァン・ヴリエ)が単独で前を追い始めた。ここに西谷泰治(愛三工業)が合流し、状況は2人-2人-集団となる。

 
先頭の内間は力尽きて飯島から離れ、補給地点は飯島が単独で先頭通過。しかしこの飯島も足寄峠の上りでガックリとペースダウンし、レイジェンと西谷の2人が入れ替わって先頭に立った。しかし、阿寒湖温泉では2分35秒後方に速度を上げたメイン集団が近づいてきていた。

 
双岳台への上りでレイジェンは西谷を切り離して単独となり、メイン集団は北大の選手のアタックを皮切りにさらにペースアップ。20人ほどの集団となって、レイジェンとは50秒ほどの差で山岳ポイントを通過した。

 
この下りで形成されたのが5人の勝ち逃げグループだ。レイジェンに追いついたのはチームメイトのレイテンベルク、そしてミオリン・デイビス(NIPPO・エンデカ)、宮澤崇史(梅丹本舗・GDR)、ポラック・リス(トレック・マルコポーロ)。この強力な5人は後続の追走を退けて差を広げていき、50秒からなんと2分10秒差となってしまった。後続は第2、3集団が合流し追いかけたが、前の5人のほうが脚があったことになる。

 5人は協調してフィニッシュの多和平に向かった。唯一2人を送り込んだヴァン・ヴリエは必勝態勢で、多和平への緩い上りを突き進む。そして定石通り、ラスト200mで仕掛けたレイテンベルクがスプリントを制し、2位宮澤、3位ミオリンという結果となった。

 
総合リーダーの証であるマラカイトジャージはレイテンベルクが獲得、ポイント賞ジャージもフィニッシュのポイントでレイテンベルクのものとなった。また、積極的に攻めたレイジェンは山岳賞ジャージを獲得、1分22秒後にフィニッシュしたメイン集団では、16位となった福田真平(ブリヂストン・アンカー)が23歳以下に与えられる新しいライトグリーンのジャージを着用することになった。