開会式
9/12(金) 2nd. Stage 釧路市 大規模運動公園 − 池田町 田園ホール 153Km ロードレース
第2ステージ区間優勝は、アイサン・レーシングチームNo42盛 一大選手です。
RESULT 第2ステージ結果(PDF形式)
RESULT 第2ステージペナルティリスト(PDF形式)
RESULT 第3ステージスタートリスト(PDF形式)
RESULT 第3TT出走順番(PDF形式)
【概要】
 ツール・ド・北海道第2ステージは釧路市から池田町までの153kmで争われ、50名ほどのゴールスプリントを盛一大(アイサンレーシング)が制した。総合首位はレイテンベルク(ヴァン・ヴリエ)で変わらず。

【レース展開】
 スタート地点の釧路は朝方からの雨が時折強く降るなかでのスタートとなった。昨日、5人の選手が1分22秒差をつけて逃げ切っているため、今日はそれ以外のチームが積極的に動かなければ総合は崩せない。朝一番のアタックはスキル・シマノ、マトリックス、そして鹿屋体大らが攻めに攻めた。

 昨日も大活躍した内間康平(鹿屋体大)が一時独走するが長くは続かず、スタート後30分を過ぎた頃にリーダージャージのレイテンベルク(ヴァン・ヴリエ)が落車したためにアタック合戦は中断。ふたたびアタック合戦が始まると、山本雅道(ブリヂストン・アンカー)がうまく抜け出し、1分15秒差をつけて大勢の観衆の見守る白糠町を通過した。

 しかし、続くホットスポットで勢いづいた集団がペースを上げて山本を捕まえ、カウンターアタックが始まった。この後も7人、5人といった逃げが散発的にできるが、なかなか決まらない。ステュアート・ショウ(ドラパックポルシェ)のアタックに応じた福島晋一(梅丹本舗・GDR)、福田真平(ブリヂストン・アンカー)らが5人のグループを形成し、釧勝峠の上りにかかった。

 残る2人は真鍋和幸(NIPPO・エンデカ)、そして全日本チャンピオンの野寺秀徳(スキル・シマノ)だ。5人は集団との差50秒ほどで峠を上り、メイン集団はヴァン・ヴリエが先頭を固めて走っている。峠のトンネルを抜けて下りにかかるとタイム差はやや広がり1分30秒。この時点でバーチャルリーダージャージは福島となったが、そうは問屋が卸さなかった。

 美蘭別での山岳ポイントで、メイン集団は一気に5人に襲いかかった。山頂への直線で5人が完全に射程距離に入ったとき、ビンチェンツォ・ガロッファロ(NIPPO・エンデカ)がアタック。清水都貴(梅丹本舗・GDR)がこれに続き、5人から20秒差で山頂を通過。下りを終えるころには集団は5人を吸収し、一団となって残り30kmの勝負を迎えた。

 散発的なアタックはあるものの、速度の上がった集団から逃げ切るのは容易ではない。残り20kmあたりにわずかにある坂で岡崎和也(梅丹本舗・GDR)、井上和郎(NIPPO・エンデカ)がチャンスをうかがったが、わずかな差しか得られず不成功。ドラパックポルシェ、NIPPO・エンデカ、梅丹本舗・GDRなどが激しく動くが、勝負はやはりゴールスプリントとなった。

 池田町田園ホール前のフィニッシュ地点に、50名ほどの集団がなだれ込む。右端から一気にかけた盛一大(アイサンレーシング)が集団を数メートル引き離して両手を挙げ、勝利した。

 この結果、総合リーダーの証であるマラカイトジャージはレイテンベルクがキープ、ポイント賞ジャージはステージウィナーの盛一大のものとなった。また山岳賞ジャージはレイジェンが獲得、福田は23歳以下に与えられるU23賞ジャージを二日続けて着用した。