開会式
9/14(日) 5th. Stage 占冠村 トマムリゾートホテル前 − 江別市 野幌総合運動公園 180Km ロードレース
第5ステージ区間優勝は、
ドラパック・ポルシェチームNo32マクドナルド ピータ選手です。
RESULT 第5ステージ結果(PDF形式)
RESULT 第5ステージペナルティリスト(PDF形式)
RESULT 第6ステージスタートリスト(PDF形式)
RESULT 第6ステージ天気予報
【概要】
 
ツール・ド・北海道第4ステージは占冠村・トマムから江別市への180kmで争われ、ゴール前10kmを切ってから集団を抜け出した3人が逃げ切った。1位はP・マクドナルド(ドラパックポルシェ)、総合首位に立つ宮澤崇史(梅丹本舗・GDR)は4位に入り、リーダージャージを守った。

【レース展開】
 
総合首位の宮澤崇史(梅丹本舗・GDR)と2位のV・レイジェン(ヴァン・ヴリエ)とのタイム差はわずかに1秒。第5ステージが最後のロードレースとあって、激しい展開になることが予想された。

 
晴れた空に大きなタワーがそびえるアルファリゾート・トマムをスタートし、最初の顕著な逃げは18km地点、福島晋一(梅丹本舗・GDR)、V・ザンビーク(ヴァン・ヴリエ)を含んだ6名の逃げが55秒差を開いた。このまましばらく行くかと思われたが、山岳賞を2ポイント差で争う野寺秀徳(スキル・シマノ)とレイジェンのために集団がペースアップ、6名を吸収。そして38km地点、日高峠の山岳ポイントをレイジェンが1位通過し、野寺とレイジェンが同点となった。

 
スタート後1時間半を経過しても激しいアタック合戦が続いたが、60kmを過ぎてついに集団は小休止となり、梅丹本舗・GDRが先頭に出てコントロールを開始した。この静寂が破られたのは72km地点、ビンチェンツォ・ガロッファロ(NIPPO・エンデカ)と平塚吉光(スミタ・ラバネロ・パールイズミ)がアタックし、これに向川尚樹(マトリックス・パワータグ)が合流。3人は一気にタイム差を4分まで開いた。89km地点、穂別市街のホットスポットで4分40秒差。102km、穂別稲里の補給地点で5分20秒差となった。

 112km地点の山岳ポイントでは、逃げの3人に続くメイン集団の前方でレイジェンと野寺が再度バトルを繰り広げた。野寺はリベンジ叶わず、山岳賞ジャージをレイジェンに奪われる。坂を下りきると、再び集団のコントロールは梅丹本舗・GDRとなり、その後方にNIPPO・エンデカ、ブリヂストン・アンカー、ドラパックポルシェの順で走行している。

 145km地点、ちょっとしたキツい坂でついにガロッファロがアタック、独走態勢となった。残り30kmを残して2分20秒差、一人で走るにはちょっと厳しいタイム差だが、ガロッファロはその可能性に賭けてペダルを踏んだ。

 
逃げていたうちの2人を飲み込んだ集団はペースを上げてガロッファロとのタイム差を詰めていく。その差はみるみるうちに1分を切り、直線路では後続が目視できる距離に縮まってきた。ラスト20kmを切ってついにガロッファロは捕まった。

 カウンターで西谷泰治(あいさん)と盛一大(同)がアタック、20秒ほど差を開いたが、もうフィニッシュは近く、集団は速度を上げてこれを捕まえた。続いて佐野淳哉(NIPPO・エンデカ)も積極的にアタックしたが決まらず。しかし、フィニッシュまであと8kmほどになって総合15位につけるP・マクドナルド(ドラパックポルシェ)が真鍋和幸(NIPPO・エンデカ)、法政大学の青柳憲輝とアタック、25秒差を開いた。この3人はそのまま江別市のフィニッシュへと突き進み、マクドナルドが易々とスプリントを制してドラパックポルシェチームに本大会1勝をもたらした。

 13秒遅れでフィニッシュしたメイン集団のスプリントはリーダージャージの宮澤が制し、総合首位を堅守。山岳賞ジャージレイジェンに移り、ポイント賞ジャージもレイジェンのものとなった。U23賞ジャージは福田真平(ブリヂストン・アンカー)が守った。