|
|||||||||||
Tour De Hokkaido '05 |
|||||||||||
Prologue
|
|||||||||||
第1ステージを迎えたツール・ド・北海道は帯広中央公園から9時スタート。天候は晴れ。 帯広市から阿寒町までの179kmの今日のステージは、今大会最大の見どころである、ゴール直前の阿寒湖畔スキー場までの上りがある。この上りのタイム差が個人総合優勝争いを大きく左右する重要なステージだ。 ラバネロの堀内選手が欠場し、出走の97選手が帯広をスタートしていった。 |
|||||||||||
■9:24 日置大介(キナンCCD)が単独で逃げている。集団とのタイム差は20秒。 ■9:48 阿部良之(シマノ)、別府匠(愛三)、真鍋和幸(NIPPO)、ジェフ・シェルトビトフ(カナダ)、広瀬学(キナンCCD)、中川康二郎(ミヤタ)、ティロ・シュラー(ドイツ)が追いつき、先頭8人に ■10:09 逃げ集団は捕まり、集団はひとつに。最初のホットスポット通過は、マリウス・ヴィズアック(NIPPO)、西谷泰治(愛三工業)、米山一輝(ラバネロ)の順。 |
|||||||||||
■10:35 白樺峠への上りで先頭集団は17名に。 メンバーは大内薫(シマノ)、ジャンスンジャ(韓国)、西村拓也(ミヤタ)、新保光起(愛三)、岡崎和也(NIPPO)、根本智吏(明治大)、橋川 健(キナン)、中村誠(キナン)、デレク・マクマスター(カナダ)、エリンコ・ツィン(ドイツ)、カルステン・ボムバッハ(ドイツ)、清水都貴(アンカー)、別府匠(愛三)、飯野嘉則(ラバネロ)、柿沼章(ミヤタ)、真鍋和幸(ミヤタ)、清水裕輔(アンカー) 上りに入って清水都貴(ブリヂストン・アンカー)がアタック。後続集団から狩野智也(シマノ)、エディー・ラッティ(NIPPO)が合流。 ■10:42 まもなく白樺峠の頂上だ。新保光起(愛三工業)がアタックし、単独で逃げる。続いて清水都貴、柿沼章。田代恭崇(アンカー)が後方から追い上げを見せている。先頭集団はバラけている。 |
|||||||||||
■11:10 ツール・ド・北海道の一団は鹿追町の白樺峠(912m)、上士別町の幌鹿峠(1081m)へと連続して上っている。予想通過時刻では、2つ目の峠をクリアした頃だ。 山岳での活躍が期待されるシマノメモリーコープのキャプテン、狩野選手のコメント。「初日のプロローグは雨で、落車に気をつけてトップを狙いましたが、あまりタイムはのびませんでした。今日から頑張ります!」 ■11:15 第1山岳ポイント 白樺峠通過順位 1:エディー・ラッティ、2:別府匠、3:新保光起、4:西村拓也、5:岡崎和也、6:柿沼章、7:狩野智也 ■11:20 第2山岳ポイント 幌鹿峠通過順位 1:エディー・ラッティ、2:別府匠、3:岡崎和也、4:新保光起、5:西村拓也。エディ・ラッティがこの日の山岳賞を確定させた。 ■11:32 秋晴れの大空の下、松山千春の生まれ故郷、足寄町へ向けて長い下りに入る。先頭集団は13人に。後方に3分25秒差でメイン集団が続く。 |
|||||||||||
■11:50 上士幌町清水谷地区の補給所を通過したツール・ド・北海道の一団。ふるさと銀河線の通る足寄町のホットスポットへと向かう。 足寄町を越えればコースは徐々に登り基調となり、勝負どころの阿寒国立公園へと向かう。そびえる雄阿寒岳と雌阿寒岳の懐に、阿寒湖、パンケトーがある。 先頭集団とメイン集団のタイム差は2分17秒に縮まっている。メイン集団のペースがあがり、メイン集団は3つに分裂している。 |
|||||||||||
■11:55 先頭とメイン集団のタイム差はふたたび3分以上に広がる。 ■12:13 先頭にはNIPPOが3人入っている。個人総合5位のエディ・ラッティ、7位の岡崎和也、さらに真鍋和幸と主要メンバーだ。 一方、リーダーチームの愛三工業は選手を2人送り込んだが、 盛は後方にいる。現在総合で差がついているので微妙な展開だ。そのため先頭を引くことは控えている。 シマノはエース狩野と大内が入っている。ブリヂストン・アンカーも2人入っているが、田代が後ろに残されてしまっている。カナダはひとりだけ入っているが、総合争いでは遅れている。カナダは先頭を吸収したいはずだ。 ■12:23 二度目のホットスポット通過順は1:岡崎和也、2:新保光起、3:ラッティ。ボーナスタイムは3秒、2秒、1秒。 |
|||||||||||
■12:35 残り40km地点を通過。後方のメイン集団はロシアチームなどが中心となって引き始めている。タイム差は依然3分30秒程度ある。 ■12:45 コースとなっている足寄国道の道端には「ラワンぶき」と呼ばれる大型の蕗(ふき)が群生している。小人のコロボックルが雨傘にしたという言い伝えがある。 ツール・ド・北海道の一団はアイヌのふるさとへと進む。阿寒地区には今なおアイヌの人々が多く暮らしているアイヌコタンがある。 ■12:55 残り30km。メイン集団との差は3分。先頭集団から清水裕輔(ブリヂストン・アンカー)がアタック。 ■13:18 メイン集団との差は2分45秒。後続がせまってきたことで先頭集団がペースアップして清水を吸収。先頭集団はそのままペースがあがる。 先頭集団から大内、西村、そして清水が遅れる。170km地点までの長い上りで、エディー・ラッツィ(NIPPO)がアタックし、独走に入る。メイン集団との差は2分10秒。 |
|||||||||||
■13:22 ラッツィ(NIPPO)は差を開いて行く。1分45秒差で追走は4人。大内、新保、岡崎、清水都貴。その後ろに別府、真鍋。ラッティとメイン集団の差は3分以上に開いている。 13:29 残り3km。ラッティ(NIPPO)が独走中だ。 ■13:40 エディー・ラッティ(NIPPO)が後続を大きく引き離し、優勝! 2位に岡崎和也(NIPPO)、3位に清水都貴(ブリヂストンアンカー)が入った。リーダージャージは盛一大(愛三工業)からラッティの手に渡った。 |
|||||||||||
Tour De Hokkaido '05 |
|||||||||||